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包茎は仮性/カントン/真性と3つのタイプがありますが、どのタイプにしても日帰り手術が可能で、手術翌日から通学も可能です。
日常生活の制限としては、自転車やバイクは1週間程控えていただき、スポーツなどの激しい運動は2週間程度禁止、性交渉とマスターベーションについては1か月禁止になります。
傷の癒え方は個人によって異なりますので断定はできませんが、概ね1か月程度で完治となります。
今回仮性包茎との事ですので必ずしも手術は必要ではありませんが、皮が被っている事にコンプレックスを抱いているのであれば、手術は早い方が良いと思います。
概ね18歳になって包茎であれば、成長期もほぼ終了していますので自然と改善されることはほとんどないと考えて差支えありません。
これから先、様々な出会いや機会があると思います。
その度に後ろ向きになる事のない様に前向きにご検討されてください。
ただし、18歳から成人とみなされて保護者の同意なく様々な事ができる様にはなっていますが、できればご両親とお話しをされてください。
デリケートな問題ですので話しにくいかもしれませんが、費用のことなどもあると思いますので、保護者様とご一緒にカウンセリングをお受け頂く事を当院では推奨しております。
日帰り当日治療も可能ですが、大学入学2ヶ月前位であれば、まずはカウンセリングをお受けになってから考えても遅くはありませんのでご安心ください。
カントン包茎は、重度になれば無理やり剥いてしまうと剥いた包皮が戻らなくなり、亀頭が絞めつけられ壊死してしまうなど深刻な状態になりかねない包茎のタイプです。
剥けたとしても勃起時に絞めつけが顕著に現れ、もしかすると痛みや包皮が切れてしまうなどの症状が出ておられませんか?
いずれにしてもカントン包茎/真性包茎は、早急に手術をご検討された方が良い状態に分類されます。
さて、カントン包茎の手術ですが、日帰り手術になりますので入院の必要はなく、通院は手術から2週間後におこなう抜糸でのご来院で1度だけ必要になります。
術後のスケジュールとしては、術後からペニスに包帯を4日間巻きっぱなしにします。
この包帯は濡らせない為、この期間は上半身のシャワーができません。
5日目から全身シャワーが可能になりますが4日間シャワー後に包帯の交換をご自身でおこないます。
飲酒は1週間、運動は2週間、性交渉/マスターベーションは1ヶ月禁止です。
人によりますが概ね1ヶ月程度で完治となりますのでご参考にされてください。
スポーツやジムなどの激しい運動は、抜糸まで(2週間程度)控えていただいており、ウオーキングや軽いジョギングなどは1週間控えていただいています。
傷が塞がる前にスポーツをしてしまうと、傷が開き二次感染を起こす可能性が高まります。
包茎の重症度が高い(真性包茎で亀頭と包皮が癒着しているなど)がなければ概ねこの期間が目安になります。
ご参考にされてください。
時間とともに周囲と馴染んでいく為、限りなく目立たなくはなっていきますが、傷としては完全に消えてなくなることはありません。
ただ、当院での手術は亀頭直下埋没法でおこないますので、普段は傷がカリに隠れて見える事はありません。
サウナや銭湯などでもバレる事は少ないかと思います。傷が見える時は勃起した時ですが、それを手術跡だと認識できる女性も少ないかと思います。
傷の状態というよりも、術後包帯をしばらく巻きっぱなしで生活する事や、1ヶ月性交渉ができない事の方がもしかすると不自然に映ってしまうかもしれません。
いずれにしても仮性包茎の場合であればそこまで心配されなくても大丈夫です。
問題はカントン包茎や真性包茎の場合に知っておかなくてはならない事があります。
基本的にどの包茎タイプでも亀頭直下埋没法(傷がカリに隠れる方法)で手術をおこないますが、包皮の絞めつけ(絞扼)がある場合(カントン包茎や真性包茎がこれに該当します)、切除できる余剰包皮の範囲外にこの絞めつけがあった場合、亀頭直下よりも陰茎よりから切除をスタートしなければならない為、縫合場所が亀頭直下ではなくなる可能性があります。
余剰包皮の範囲におさまっているか否かは診察で確認できますので、まずは一度状態を診させて頂ければと思います。
記事監修:神戸中央クリニック
院長馬場 幹治
男性器に関するお悩みや素朴疑問にお答えしています。