最終更新日:
公開日:
目立つところに傷跡が残る手術をしてしまうと、後々それが気になってしまい、せっかく包茎の悩みを解消したにも関わらずそれが新たな悩みの種になってしまうという事がよくあります。
傷跡が盛り上がった様に残ってしまうのは、傷が盛り上がって治ってしまうという体質(ケロイド体質)の場合もありますが、手術のテクニカルな部分として円周調整や精密縫合といった美容的処置を行わない場合にも起こり得ます。
対策としてこのように傷跡が目立ったり、傷跡を境界としてツートンカラーになったりした時には、問題の部分を除去して亀頭直下で縫合し直すという傷跡修正術がありますが、すべてのケースで傷跡修正が可能かといえばそうではありません。
一度包茎手術をおこない余剰包皮を除去してしまっているので、問題の部分を除去したくても包皮の余裕が残っていない場合には切除ができないからです。
包皮の余裕があるかどうかは診察にて確認ができますので、どうしても傷が気になるという方は一度お越しいただけましたらと思います。
一度切除した包皮は戻す事ができないという意味では、包茎手術は一生に一回の手術といえます。
これから先も付き合っていく自分の分身ですから、手術の際は悔いの残らない様に慎重にクリニックをお選びください。
ケロイドにはケナコルト注射を行うという方法があります。
ケナコルトには細胞を軟化させる効果があり、硬く盛り上がった傷を目立ちにくくする事ができます。
しかしケナコルトには皮膚が薄くなってしまうというリスクもある為、マスターベーションや性行為時に皮膚が裂けやすくなったりする可能性が高まります。
もしまだ包皮を切除できる余裕が残っている様であれば、ボコボコを切除して縫い直す傷跡修正も可能ですが、体質としてそうなっている場合は修正で縫合した部分も再びボコボコになるかもしれません。
ケースバイケースかと思いますので、まずは一度診察にご来院頂けましたらと思います。
包茎手術後は陰茎全体が腫れますが、特に裏筋(小帯)は腫れやすい部分です。
基本的には一時的なもので時間の経過と共に引いていきますので心配ありませんが、カットするデザインや縫合の仕方によっては、腫れたまま戻らなくなるという現象も起こり得ます。
当院での包茎手術では、小帯の精密な処理と綿密な包皮の円周調整を行いますので、腫れたまま戻らなくなるという事はありませんのでご安心ください。
さて、どこかで実際に手術を受けられて数ヶ月経っても腫れが戻らない場合は、その部分を切除して綺麗に縫合しなおすという修正手術も当院ではおこなっております。
切除できる余剰包皮があるかどうかの計測が必要になりますので、包茎手術後の変形にお悩みの方は一度ご相談頂けましたらと思います。
記事監修:神戸中央クリニック
院長馬場 幹治
男性器に関するお悩みや素朴疑問にお答えしています。